しんの超私説アルベルト考察
・「全身武器」という事
彼の能力は一言で言うと「全身武器」である。
右手が銃
五指の先端が発射口になるマシンガンになっている。形状は原作では石森式ロボットアーム
で指は蛇腹式の屈曲タイプ。（なのでダンゴ虫みたいという意見もある(爆)）新ゼロや超銀
では関節式。銃弾を換えれば殺傷力のない麻痺銃にも、一発で戦車の装甲を破れるものにも
なるらしい。アニメージュのＱ＆Ａによれば、弾の装填はひじからで、一回に装填できるの
は50〜60発との事。（少ないじゃないか(^^;) じゃあ、予備のマガジンは何処に持ってるん
だ‥‥） 超銀ではレーザーブラストになってたりする。
左手に刃
電磁ナイフ（レーザーメス）内蔵。原作ではつるやら髪やら竹を切ったりする位だが、新ゼ
ロでは大木をぶった斬っていた。主に接近戦に使用。
（しかし、あの刃はどういう構造で内蔵されているのだろう‥‥。なんせ手の側面はともか
く、刃渡りは指まで達しているのである。普段はどうやって収納されているのかが不思議だ。
そもそも「電磁ナイフ」とは化学的にどういう原理のものなのであろう？(^^;)化学に詳しい
方、教えて下さい。）
左手は、新ゼロや超銀では普通の手で肌色である。（そこから刃が出てくるのを考えると結
構コワイものがあるが）
原作では、手に関しては見事にばらばらである。（先生、忘れて描いてたんだろうなぁ(涙)）
両方機械の手の時もあれば、左右が逆、とか両方マシンガンを撃てたり、海底ピラミッド編
のカラーでは手の平だけ肌色で塗られていたりして。(^^;)機械仕掛けの心臓編では腕まで機
械剥き出しだったし。もっとも「指紋付き人工皮膚手袋」があるのだから、腕もカバーでき
るのだろう。機々械々編やアフロディーテ編では半そで着てたし、ザンジバル編では珍しく
おみ足まで出してたし。さすがにヨミ編の時よりは普通な身体になっているんだと思う。
（ピュンマのウロコも後でなしにしたんだと思っている。）
メンテ中だったのか＞機械仕掛けの心臓編
メンテナンスの度に仕様を変えられてたりして。ギルモア博士に楽しんで変えられたりした
らヤダなあ‥‥。
（ただ「それを言ってはおしまい」なのだが、ホントに嫌なら手を「普通」の形状に造
ってもらう事も可能なはずなのだけど、しないんですよね。
何だかんだ言って肯定してるのだろうか＞機械の手）
左手の指がダーツになるのは「なかった事」になっているようだ。(笑) 結局ジェットの鼻
のハエくらいにしか使われてないし。(^^;) だいたいが飛んでった指、どう戻すのか考えても
効率が悪い武器である。刃との併用も難しそうだし。
足にミサイル
両足膝部分を発射口としてミサイル内蔵。片足にいくつ装填できるのかは不明。（４つ発射
口があった絵はあるのだが）ｉモードのチラシでは対戦車ミサイル２門らしい。超銀ではエ
ネルギー弾になっている。
（しかし、撃つ時の継ぎ目ってどうなっているのだろう？これがあるから泳ぐと錆びるだな
んだといわれるのだなー(T_T)）
旧ゼロや映画ではひじミサイルもあったのだが（両手両足からミサイル発射の映像は強烈で
あった(^^;)）原作にはない。
ちなみにミサイルはエッダ編以降使われていない。それだけ大きな敵と対峙しなくなったと
いう事なのだろう。
ところでこれらの武器の制御なのだが、どう考えてもスイッチではなく「意志の力」でなさ
れているような感じである。Ｑ＆Ａでは「構えてから撃とうと考えると発射される」と書い
てあったし。(笑)‥‥と思ったら「決定版」超銀ムック本にある各メンバー解剖性能図によ
れば「装置作動制御回路」が人工補助脳みたいについているらしい。（しかしこの解剖図、
００４だけ「強化人造皮膚」とかいって脱がされてるんだよなー。(^^;) 何故だ。しかも未だ
にロボットボディーみたいに描かれてるのがイヤ。）
まあ、誕生編みたいにミサイル発射の度に、いちいちズボンまくってブーツ脱いでスイッチ
押して‥‥なんてゆーちょーな事やってたらとてもじゃないけど実戦向けではないから妥当
であろう。超銀のジャンプしてエネルギー弾撃つ描写はかっこよかった。(*^^*)
多分ジェットの足の飛ぶ時の点火も同じ原理なのだと思う。
体内に原子爆弾
‥‥これ、一番嫌な設定である。(--;)これって何の意味があるのか。いざという時自爆しろ
という事なのか。(T_T)こんな設定があるから超銀なんぞであーいう目に合ったのだ。(怒)
（まあ、ミュートス編で体当たりしようとした前科はあるんだけどさ‥‥）
超銀のムック本では、彼がカデッツ要塞星に残ったのは「撃たれたショックで爆破装置のス
イッチがＯＮになった」と読んだ本全部に書いてあったのだが「そんなに簡単にＯＮになる
なんて」と絶句した。それも解除不能とか。(T_T)
まあ、それならジョーがむざむざ置いて帰ったのも判るのだが‥‥。（助かるかもしれない
のに自己犠牲なんつー理由だったら、ジョーなら殴ってでも連れて帰ると思う。）
銃や刃内蔵はいいのか、と言われると困るのだが、この核爆弾内蔵という設定だけはあまり
といえばあんまりなので無かった事にして欲しい。
というのはもちろん人道的な意味もあるが、彼は意に添わずに強制されたり縛られたりする
事が何よりキライな人間だと思うからだ。自分の生き死に（あるいは周り含め）を体内のそ
んなモノに決められたくはないだろう。
ともあれ。
全身武器、という事は、核爆弾をなしにしたとしても、イコール体内に銃弾やらミサイルや
らの爆発物を抱えているという事なのである。手足などの普通なら致命傷にならない所も撃
たれたら致命傷になりうるし、なおかつ爆発したら近くにいる仲間が巻き添えになる。つま
りは闘いの中で、仲間を護ると同時に自分の安全にも細心の注意をはらわねばならないとう
大変ハードな状況に置かれている訳だ。（なんて事だ(T_T)）
ｉモードのチラシでは左腕に熱感知型誘導ミサイルが装備されてる事になっていた。「肘ミ
サイル復活かい！また危険が増えるやないかあぁ」と嘆いたのは‥‥きっと私だけであろう。
（しくしく）
ただ、「未来都市編」で彼は機械に感情移入する危険性を説いている。
「弱い」人間だと体内の武器を振るう昏い悦びや自暴自棄になって自己破壊の方向に向かう
かもしれない。しかし、彼なら機械に――「能力」に振り回される事なく、「使われる」事
なく制御していってくれると思う。
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