「ローレライの歌編」のドイツ語

こーゆー事は私のようにほんの少しかじっただけの人間ではなく、もっとドイツ語に堪
能な方がやるべきもの、と思って躊躇してたんですが、とりあえず御参考までに。(^^ゞ

「ローレライの歌編」にはジョーがドイツに向かう飛行機の中、と村でアルベルトが村人に声
をかけた所の２ヶ所にアルファベット表記で会話が書かれている。
その昔、「いったい何て言ってるんだろう？」と悩んだものだった。
そうして時が流れ、大学では第二外国語でドイツ語をとり、ある日思い立ってふと辞書ひいて
調べてみたら‥‥‥‥
全然判らなかったんですなー(^^;)これが。

まずスチュワーデスのおねーさんが声をかけた“Bitte,grifen Sie zu; ”
grifenとゆー単語が、まず、載ってない；多分greifenの間違いだろうなと。
意味は「どうぞ、お取り（お選び）下さい」かな。
ShotaroWorld版では“Bitte,greifen Sie zu！”に直ってました。
　（ジョーの“Da‥‥Danke schon！”はＯ(オー)にウムラウトが付いただけで同じ。意
　　味は「あ‥‥ありがとう！」）

次、またおねーさんのセリフ。これが問題で。
“ Deutschgut hennen; imDeutschen geschic ITe Sein ”
‥‥なんというか、昔詳しい方に読んでみて貰ったのを聞いた所によれば、文章が単語の羅列
になってて順番無茶苦茶だし、ない単語はあるし、正しいドイツ語の文になってないんだそう
な；オランダ語まじりのドイツ語‥‥みたいだとも。
これではジョ−が「わかンねぇや」というのも無理ないかも(^^;)
（だからこれは勉強しても判らない文であったとゆー事なのでした。）
今回書くにあたっておこがましくも検証を試みてみたのだが
DeutschgutはDeutsch gut「ドイツ語」と「よい(＝英語のgood)」だろう。
hennenはkennen「知っている」かと思ったけど話の流れからkonnen(Ｏ(オー)にウムラウト
つき）で「〜できる」の方だろう。
geschicはgeschicktの「熟練した、器用」かな。
だから無理矢理訳すと
「ドイツ語、上手ですね。あなたのドイツ語は本当に上手です。」？
ShotaroWorld版では
“ Ach, Sie konnen gut Deutsch… Ihr Deutsch ist ausgezeichnet！”
に直ってました。訳は
「あら、ドイツ語お上手ですね‥‥あなたのドイツ語は素晴らしい！」
になると思います。（違ってたらどなたか遠慮なく御指摘下さいませm(_ _)m）

――しかしたかが「ダ‥‥ダンケシェ−ン」に対して素晴らしいもないもんだと思うのだけどなー(^^;)
何言ってるのか判らない時は、なんかずいぶんと意味あり気な表情に見えたし、色っぽいおね
ーさんなので、てっきりジョ−、口説かれてるとばかり思ってたのになーんだ、と。(爆)
（まー、でも当たらずとも遠からじ、な気がしないでもナイですが。(笑)）

「ハインリヒ 声をかけてみてくれよ」と言われてアルベルトが村人に声をかけた時の
“GoTeh Tag！”「こんにちは！」も“Guten Tag！”に直ってました。
（これもドイツ語のスラングか何かかと悩んでましたが。(^_^;））
“ die Hilfe!! ”(＝Help)「助けて！」も“ Hilfe！”へ。

とりあえず、数十年を経て直ってよかったと思っています。（やっーと直ったという気もしま
すが(^^;ゞ）

‥‥しかしローレライの歌編。
いきなり増えたアルベルトのシワに修正液をぬりぬりしたい衝動に駆られたのってワタシだけ
でしょうか？(激爆) だってこれではまるで「佐武と市捕物控」の市やん‥‥(泣)
　（↑ドイツ語とは関係ないだろう＞自分）

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